これは“技術映像”ではない、“継承の記録”
「この剣術は、笹森順造から託された技と哲学を、後世に“正しく”伝えるためのものです。」
そう語るのは、笹森順造の直弟子・宮内一氏。
このDVD教材『笹森順造直伝・小野派一刀流剣術の真髄』は、
昭和の名剣士・笹森順造が遺した技と理念を、
“一生を以って伝えよ”と命じられた継承者が映像化した、極めて貴重な一作です。
正直、最初は「古流剣術? なんだか敷居が高そう…」と思っていました。
剣道や合気道の経験がない人にとって、ましてや「一刀流」なんて言葉は、映画や時代劇の世界の話に感じるかもしれません。
でも、この教材は違いました。
それは「剣術の歴史」や「型の紹介」にとどまらず、いまを生きる私たちの目線に寄り添ってくる教材だったのです。
剣を持ったことがなくても、なぜこの動きが必要なのかがわかる
技術に自信がなくても、どう稽古に取り入れればよいかが見える
ただの知識に終わらず、「自分もやってみたい」と思わせる導線がある
それが、この教材の“本当の価値”です。
この記事では、この教材がなぜ他と違うのか?
なぜ初心者でも十分に学べる構成になっているのか?
そしてこのDVDがどんな人の役に立つのか?を、武道初心者の視点からじっくり解説していきます。
この教材が「特別」と言える3つの理由
1. 実演ではなく「伝承」だから、伝わる深さが違う
まずお伝えしたいのは、これがただの“技の実演映像”ではないということ。
指導を務める宮内一氏は、ただ技を見せているわけではありません。
師から託された技と理念を、映像の中で「教えている」のです。
その語り口はとても落ち着いていて、丁寧。
にもかかわらず、伝わってくる熱量が凄い。
まるで画面越しに、真正面から向き合って稽古を受けているような、
“温度”のある教材です。
2. 動きを「真似る」から、「理解する」へ
多くの武道系DVDは、型の動きをそのままなぞるスタイルが中心です。
ですがこの教材では、それぞれの動作に“なぜこの動きをするのか?”という理由が添えられています。
この構えは、敵の斬り込みを誘うためのもの
この足運びには、相手の間合いを崩す工夫がある
そうした“理合(りあい)”=技の意味や意図がわかることで、
未経験の人でも「なるほど、自分ならここを注意しよう」と思えるようになります。
3. 初心者を“置いていかない”構成と語り口
これは地味に見えて、ものすごく重要なポイントです。
例えば「呼吸法」や「刃筋」など、専門的な言葉が出てきても、
宮内氏はすぐにそれを初心者にも伝わるようにかみ砕いて説明してくれます。
「剣を振るときの体の軌道は、こうなると自然」
「この間合いだと、相手は届かないから安全」
といった、言わば“初心者の疑問に答えるような内容”が散りばめられているのです。
だから、
「技術がなくても、なんだか面白い」
「やってみたいと思えてくる」
そんな心の動きが自然に生まれます。
「知らない世界」に触れることは、怖さよりも希望の方が大きいもの。
このDVDは、あなたに“始める理由”をくれます。
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笹森順造直伝・小野派一刀流剣術の真髄【笹森順造伝承受命者 宮内一 指導・監修】
技術がわからない人ほど「面白い」と思える理由
武道に限らず、最初に不安を感じるのは「自分に理解できるのか?」ということだと思います。
ましてや「小野派一刀流」と聞けば、歴史的・専門的な印象が先行してしまいがちです。
でもこの教材、むしろ武道未経験の方こそ「新鮮で面白い」と感じる構成になっています。
なぜなら――
今まで触れてこなかった武道の当たり前”が覆される感覚があるから
技そのものよりも、「なぜそう動くのか?」をしっかり教えてくれるから
自分の中にある「感覚」で理解できる場面が多いから
以下、具体的に見ていきましょう。
「え? 剣道って、もともと防具なかったの?」
組太刀は、実戦の稽古だった。
教材内で紹介されている「組太刀(くみたち)」は、現代剣道にも通じる稽古法です。
でも本来、組太刀というのは――
防具をつけず、生死をかけた場面を想定して、木刀で対人稽古をするという意味を持っていました。
つまり、技の一つひとつに「命を守る意図」が込められていたわけです。
今では当たり前になっている剣道の防具やルールも、元をたどれば実戦を生き抜くための技術体系の一部。
この視点を得るだけで、「剣術=競技」ではなく、“人が生きるための工夫”であることが理解できます。
「間合いを測る」ではなく、「間合いを支配する」という発想
動くな、制せよ。剣を振る前に勝負は始まっている。
多くの人が「相手との距離を測ってから動く」ことを間合いの基本と捉えています。
しかしこの教材では、まったく違うアプローチが語られます。
それは――
「間合いを奪う」「動かせない間合いに引き込む」というもの。
動いてから制するのではなく、相手が動けないよう“制する”。
剣を抜かなくても優位に立てる世界観がそこにはあります。
この考え方は、
武道の経験がない方にも「なるほど!」と膝を打ってもらえるはずです。
むしろ、武道に慣れていない方が先入観なく理解できるかもしれません。
「え? この防具、見たことない…」それ、鬼籠手です。
忘れ去られた“本物の防具”の存在
教材には「鬼籠手(おにごて)」という、現代ではほとんど見ることのない防具が登場します。
この鬼籠手、
現代剣道のような「守るための防具」ではなく、
「攻防一体」「自然な動きを妨げず、実戦の感覚を残す」ために作られた防具です。
言ってみれば――
“必要最小限の防御”で“最大限の感覚”を得るための知恵。
こうした道具を使っていたからこそ、
古流剣術の動きには「余計な力みがない」し、「動作に無理がない」んですね。
武道に詳しくなくても、道具の工夫や工芸としての価値に驚かされる場面が多くあります。
技の中に“問い”がある。だから飽きずに見られる。
ただの「演武映像」じゃない
この教材がすごいのは、技を見せて終わりじゃないところです。
むしろ、技を見せながら「なぜこの動きをするのか?」と自然に問いを立ててくる構成なのです。
この技は本当に相手に届くのか?
この構えは何を狙っているのか?
刀の向き、身体の重心、呼吸のタイミング――何がもっとも大事か?
こうした「考える余白」が、映像の随所に仕込まれているので、
見れば見るほど、「自分ならこうする」「もっとこう動ける」という意識が生まれてきます。
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笹森順造直伝・小野派一刀流剣術の真髄【笹森順造伝承受命者 宮内一 指導・監修】
歴史に埋もれなかった理由。笹森順造という“受け継ぐ器”
歴史に名を残す武道家は多くいます。
けれどその中でも、複数の流派が「この人に託そう」と判断した人物は、ほとんどいません。
それが、笹森順造です。
「一人に託された」ことの、重みと意味
なぜ小野派一刀流を含む四流派が、笹森に集まったのか
普通、流派の継承というのは弟子や家族に引き継がれるものです。
しかし笹森順造の場合、他家・他流の伝書までが彼に集中したという記録が残っています。
それはなぜか?
単に技が優れていたからではありません。
「この人なら、歪めずに後世へ伝えてくれる」という圧倒的な信頼があったから。
つまり、彼が継承したのは「技術」だけではなく、
理念・思想・人間性という“武道の本体”だったということです。
「一生を以って伝えよ」――その言葉を受け取った弟子
それが、DVDの指導者である宮内一氏
DVDで指導を行っている宮内一氏は、若くして笹森順造の内弟子となり、
1974年(昭和49年)に「一生を以って伝えよ」と言葉を託された人物です。
そのとき彼に授けられたのは、単なる免状ではなく、
金盃
鉄扇
硯箱
といった、武家の象徴的な道具。
これらは形式的な「授与」ではなく、
技と心を“代々守ってきた者だけが持つ証”として受け継がれたものでした。
教えを絶やさないために、道場も共同で守った
笹森順造の逝去後、宮内氏はすぐに「禮樂堂道場維持会」を結成。
志を同じくする門弟たちとともに、遺された場と教えを守り抜きました。
そして平成30年には、
師の娘・孫・門人有志と共に「笹森順造直伝兵法 白嶺北天会」を創設。
現在に至るまで、伝統を現代に伝え続けています。
この背景を知ったうえでDVDを視聴すると、
なぜ一つひとつの解説が、あんなにも丁寧なのかが、よくわかるはずです。
「難しそう」と思った方へ。
この教材は、あなたの理解のペースに寄り添うように設計されています。
👉構えや間合いの基本から、
自然な理解が始まります。
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笹森順造直伝・小野派一刀流剣術の真髄【笹森順造伝承受命者 宮内一 指導・監修】
書物の中で眠っていた「高上極意五点」が映像で蘇る
それは、“記録”ではなく、“実演”として届けられた
教材の後半には、
これまで一部の伝書や古文書にしか記されてこなかった
最上位の型「高上極意五点(こうじょう ごくい ごてん)」が登場します。
絶妙剣
真剣
金翅鳥王剣
独妙剣 など…
どれも、技名だけが後世に残り、具体的な動きは不明とされていたものばかり。
しかし、宮内氏は笹森順造から直接受けた伝承と記録をもとに、
「動きとして再構成し、現代語で解説」しています。
これは、ただ貴重な映像というだけでなく、
剣術の歴史における“欠けていたピース”を埋めるような作業でもあるのです。
「伝えるために残された技」だから、映像にも“魂”が宿る
剣術のDVDと聞くと、
多くの人は「形の紹介」「動きのカタログ」を想像すると思います。
でもこの教材は違います。
ひとつひとつの型に、「これをどう伝えるか」という意思が込められている。
それが、言葉の端々や、視線の動き、間の取り方にまで表れている。
だから、見ているだけなのに、
「学びたい」ではなく、「継ぎたい」という感情が芽生えてくる。
それがこのDVDの、静かで、しかし強烈な力なのです。
この教材は「実戦技術」だけじゃない。あなたの稽古や思考に効いてくる
武道初心者の方や、これから始めてみようかと考えている方にとって、
もっとも気になるのはきっと、こういうことでしょう。
「この教材、見て終わりにならない?」
「難しすぎて真似できないんじゃ?」
「自分のような初心者にも、ちゃんと役立つの?」
その不安、とてもよくわかります。
でも、実際に視聴してわかったのはこうです。
この教材は、“動きを真似る教材”ではありません。
“動きを理解して、自分の中に根づかせる教材”です。
だからこそ、稽古のレベルを問わず、多くの人に届く。
むしろ、初心者のほうが先入観なく素直に学べる――そんな構成になっています。
どんな武道経験でも、組み込めるポイントがある
剣道・合気道・居合・柔術…「流派を越えて学べる」教材
このDVDに登場する技や構え、間合いの感覚は、
小野派一刀流という古流剣術に属するものです。
ただし、それは閉ざされた流派の内部資料ではありません。
実際に映像内で語られるのは、
「この動きは合気道にも応用できます」
「柔術でいう“崩し”と似ている部分がある」といった、
他武道と接点を持った実践的な解説です。
そのため、
剣道を続けてきた方が、理合を深めるために見る
合気道の稽古に、剣理の感覚を取り入れる
柔術家が、自身の動作に「刀の動き」を加える
といった交差的な学び方ができるのが、この教材の大きな魅力です。
“再現性”があるから、初心者でも稽古に取り入れられる
すぐに実践したくなる動きが多い理由
教材を見ていて驚いたのは、
「技がすごい」だけじゃなく、「これ、ちょっと真似してみたい」と思える場面が多いことです。
たとえば――
「斬る」よりも「触れる」ような刀の出し方
前に出ず、相手を“誘う”ことで勝つ間合いの使い方
足運びの重心移動を利用した“倒れない構え”
どれも、「今日、部屋でちょっとやってみよう」と思えるシンプルさがあります。
そしてやってみるとわかるんです。
動きはシンプルでも、思っていたより難しい。
けれど、それが面白い。
そして、もう一度DVDを見たくなる。
このサイクルが自然に回り始めるよう設計されているからこそ、
初学者でも“置いていかれない”のです。
実は、日常の動きにも活きてくる
「体を無理なく使う」という感覚が磨かれる
この教材の真価は、武道の枠を超えるところにもあります。
たとえば――
足を踏み出すときの重心の置き方
腰の回転で力を出すという意識
相手の動きを待つ/見るという“間”の取り方
これらは、日常生活の姿勢、歩き方、話し方にすら影響を与えます。
ちょっとした段差を降りるときに、
無意識に“体の中心を感じて”動けるようになる。
人と話すときに、“相手の間合い”を見てから言葉を選ぶ。
そんな変化が、自分でも驚くくらいに起こる。
つまり、「稽古を超えて、武道が生活とつながる」。
この感覚を体験できることこそが、この教材の一番の贈り物かもしれません。
まとめ:「武道の技術」ではなく、「武道の本質」を継承する教材
ここまで読んでいただいて、あなたの中にも
「なんだか、想像していた剣術DVDと違うな」
という感覚があるのではないでしょうか。
その直感は、間違っていません。
この『笹森順造直伝・小野派一刀流剣術の真髄』は、
ただの技術教材ではなく、「武道とは何か」を問いかけてくる一作です。
この教材が“ただの映像資料”と一線を画す理由
指導者が、単なる演武者ではなく正式な継承者であること
映像で“動き”を見せるだけでなく、“意味”を語る構成になっていること
そして、初心者でも「まず自分の中で何かが変わる」体験ができる内容であること
すべてが揃って、はじめて“学びになる”。
これが、この教材が「伝統の剣術DVD」でありながら、
現代においても“意味を持つ”理由です。
こんな人にこそ、届いてほしい
「武道に興味はあるけれど、何から始めたらいいかわからない」人
「剣道や合気道をやってきたけど、技の“本質”が見えない」と感じている人
「身体の使い方を、もっと自然に・無駄なく磨きたい」人
「精神性や歴史も含めて、武道を“深く”学んでみたい」人
そのどれかに心が動いたなら、
この教材は確実に、あなたにとって価値ある時間になると思います。
最後に――観たあと、自分の動きが変わる。心の持ち方も変わる。
観てすぐにできるようになる技は、少ないかもしれません。
でも、観たあとに「自分の意識が変わる」教材は、滅多にありません。
歩き方が、静かになる
姿勢が、揺るがなくなる
人との接し方に、“間”が生まれる
これは、単に剣術を学んだ成果ではありません。
武道というものの“軸”を、映像を通して自分の中に得られた結果です。
そしてそれは、DVDを止めたあとも、
ふとした瞬間にあなたを支えてくれます。
👉映像で出会う剣術の真髄が、
あなたのこれからに力を与えてくれます。
↓↓↓
笹森順造直伝・小野派一刀流剣術の真髄【笹森順造伝承受命者 宮内一 指導・監修】