ハーモニカを吹いたことが無いという方は少ないと思いますが、歳を重ねてから、じっくりマスターしたい方は結構多いようです。
でも、この情報過多のネット世界に、どうすれば自分に一番に合った教科書と出会うことができるでしょうか?
売れている実際の人気や友人や誰かの口コミに頼るしかないのが現状ですが、それでもあまりにも選択肢が多い過ぎますよね。
この記事は初心者がハーモニカを始めるに当たって、もっとも人気と歴史がある代表各の二つの教材、「ハーモニカ上達革命」と「ユーキャンのハーモニカ通信講座」をご紹介します。
ハーモニカ初心者におすすめの教材はどっち?
結論から申し上げると、
「ハーモニカ上達革命」はどちらかと言うと若手向き。
「ユーキャンのハーモニカ講座」はシニア向きだと感じています。
理由は「それぞれに付属している音符・練習曲がその年代にマッチしている」からです。
練習曲は何でもいい、とにかくハーモニカがすぐ吹きたいという方は「セットになっているユーキャンがおススメ」と言えるでしょう。
それぞれの特徴とメリット・デメリットを比較していただき、自分にどちらの教材・講座が合うのかを検討していただければと思います。
若者から中高年におすすめ「ハーモニカ上達革命」
「ハーモニカ上達革命」は私も実際に購入したDVDになりますが、あくまでも公平に比較してみますね。
自らも日本・アジア大会ではもちろん優勝・金賞、ドイツ世界大会で2位の実力の「平松 悟先生」の気さくで丁寧なハーモニカDVD講座。
平松先生が指導した奏者は1000人以上、全日本FIHハーモニカ大会優勝者をはじめ数多くのハーモニカ演奏者を育てています。
他にもテレビドラマの伴奏、奏法の書籍出版などの経歴があり、ハーモニカの貴公子・申し子という印象の方です。
「ハーモニカ上達革命」の特徴
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- 上手くなるコツは呼吸の仕方にありました。正しい呼吸法をわかりやすく解説しているのがありがたい。
- 楽譜がなくても・読めなくても、演奏できる方法の伝授。
- 飛躍的に上達する平松式練習方法。
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初心者(高齢の方)がやっても、そのとおりに練習すればうまくいくようになっています。
DVDは全部で4枚。無駄なくテンポ良く収録されているので、飽きずに楽しくレッスンを続けることができます。
平松氏の優しい口調はとても心地よく、頭に入りやすいのでどんどん進みます。
私のお気に入りの長渕剛さんの純恋歌も入っていました。
「ハーモニカ上達革命」のデメリットとは?
平松先生の人柄の良さは内容の解説の分かりやすさにつながります。
DVDのレッスンの内容には申し分ないと思います。
強いてデメリットと言えば、ブルースハープ(ハーモニカ)本体が1本も付いていない点でしょうか。
ユーキャンのハーモニカ講座には先生が厳選したハーモニカが4つも付いているから、届いたその日から吹くことができるのですが、
「ハーモニカ上達革命」には付属していないので、自分であらかじめ購入する必要があります。
いえ、間違いました。あらかじめ購入する前に、平松先生の「おすすめのハーモニカ」の章を先にご覧いただいてから、ネット注文・近くの楽器店で購入いただくと、間違いがありません。
意外と知られていないのがハーモニカって使用期限が一応あるんですね。こんなレアな情報もDVDに入っていました。
もう一つ、「ハーモニカのキー」「ベンドの精度」「セカンドポジション」「ブルースハープのコード進行」など、丁寧な解説の故に、初めて聞くような専門用語などの覚えることが多い点が挙げられます。
でも、解説が分かりやすいので、飛ばさずに一つ一つ身に着けていくことをおすすめします。
今まで誰からも教わらなかったハーモニカの真髄に触れることができるはずです。
「ハーモニカ上達革命」のメリットとは?
全くの初心者でも、音符が読めなくても楽しみながらレッスンができ、上達することができる点にあると思います。
180日にもわたって回数無制限で質問できる点。「世界的有名な平松先生に直接メールで質問できる」これが一番の特典かもです。
忘れてならないのが、「安心の返金保証」も付いているところ。
これって結構重要ですよね。でも、この内容で返金、それってDVDのせいでしょうか?悪用は厳禁です。バチが当たりそうです。
講師のプロフィール
以下ウィキペディアより抜粋
平松 悟(ひらまつ さとる、1977年生)は、日本のハーモニカプレーヤー。
中国に留学経験があり、中国語が堪能。
2000年全日本FIHハーモニカ大会優勝、2002年ハーモニカアジア大会金賞、2003年日本ハーモニカ賞受賞(全日本ハーモニカ連盟)、2005年ドイツ世界大会2位(ジャズ部門)など受賞している。
2014年ハーモニカアジア大会(中国)では審査員をつとめ、マエストロコンサートでもステージで中国語で挨拶する。
テレビ、ラジオ出演、ライブ、レコーディングの他に、skypeやyoutubeボイスブログを利用し遠隔レッスンなど、ハーモニカ普及活動も行っている。神奈川県横浜市在住。
1曲の中で何本もハーモニカを持ち替えるなどの方法で、1本では出し得ない音、多種多様なジャンルを演奏する。
日本、中国などを中心に演奏活動を展開している。
平松先生の「ハーモニカ上達革命」の公式サイトはこちらからどうぞ
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ハーモニカ上達革命~音楽経験ゼロでも自宅で楽しくマスターできるブルースハープ習得講座~
シニアにおすすめ「ユーキャンハーモニカ通信講座」
次にご紹介するのは、通信講座で有名な「ユーキャンのハーモニカ講座」になります。
こちらも平松先生に劣らないに日本ハーモニカのさきがけの先生です。
監修は日本を代表するハーモニカ奏者の「大石昌美氏。」
練習曲は全55曲の名曲が幅広いジャンルから収録されているので、いろんなレパートリーの曲を楽しみながら学ぶことができます。
「ユーキャンのハーモニカ通信講座」の特徴
ユーキャンの特徴は届いたその日から吹けるハーモニカがセットになっている点です。
大石先生の講座で使うハーモニカは全部で4本が付いています。
それもハーモニカの世界でも実績を誇るスズキ楽器製のスタンダード・モデルがそろっているので、ハーモニカ選びに不安がある方にはおすすめです。
音色、吹き心地、いずれも大石先生のお墨付きですから安心してご使用いただけます。
練習のお手本となるのは、全4冊の教本です。
まず『入門編』と『初級編』でハーモニカに親しみ、『応用編』で、さらに演奏の幅を広げます。
『レパートリー編』の頃には、人前で演奏したくなる技術が自然と身についているでしょう。
練習曲はハーモニカの音色が映える、懐かしくも美しい唱歌や童謡、愛唱歌や流行歌、映画音楽などなど、永遠の名曲のべ55曲(4曲重複、全51曲)。
名曲を一曲一曲覚えていく喜びも感じながら上達していきます。
入門編:「春の小川」「故郷」「タ焼小焼」「さくら」「荒城の月」「四季の歌」など10曲。
初級編:「故郷の人々」「里の秋」「早春賦」「赤とんぼ」「上を向いて歩こう」「遥かなる山の呼び声(シェーン)」など11曲。
応用編:「知床旅情」「長崎の鐘」「アロハ・オエ」など20曲。
レパートリー編:「青い山脈」「川の流れのように」「丘を越えて」など14曲。
教本とCDで、実際の音を確認しながら目と耳でチェックしながら練習ができます。
「ユーキャンのハーモニカ通信講座」のデメリットとは?
教材はフォークより、古き良き時代の名曲を中心とした童謡、愛唱歌などが多いようです。
ですからターゲットは今の団塊の世代当たりだと思います。
50代前後の方には少し耳慣れしていない曲が多いという事です。
つまり講師の先生「大石昌美」先生は昭和5年生まれなので、年齢的に60歳より若い人には、曲が古臭いと感じる方がいるかもしれません。
あと、特選ハーモニカ4個セットという事もあり、講座料金も少々割高となっています。
ちなみに4つのハーモニカにはブルーズハープは入っていませんので、ご注意ください。
「ユーキャンのハーモニカ通信講座」のメリットとは?
こちらも、はじめての方でも安心の上達レッスンが売りです。
厳選した高品質なハーモニカもセットになっている点。
講座で使うハーモニカは全部で4本。ハーモニカの世界でも実績を誇るスズキ楽器製のスタンダード・モデルなので、
音色、吹き心地、いずれも大石氏のお墨付きですから安心して練習できます。
講師のプロフィール
大石昌美
昭和50年、当時西ドイツで開催された「世界ハーモニカコンテスト」に入賞。
プロの奏者として、各地で、コンサートやライブ活動の傍ら、レコーディング、楽譜の出版、講演、教室等で活躍している。
レパートリーはクラシック、シャンソン、ポピュラー、童謡唱歌、歌謡曲、民謡、日本調の唄等、幅広いジャンルに精通。
直接のリンクがありませんので、お手数ですが、ユーキャンの公式ホームページに入り、検索窓に「ハーモニカ」と打ち込んでください!
公式サイトで詳細を見たい方はこちら
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生涯学習のユーキャン
「ハーモニカ上達革命」Vs.「ハーモニカユーキャン通信講座」のまとめ
いかがだったでしょうか?
今回は私の独断と偏見で、初心者がハーモニカを始めるに当たって、「ハーモニカ上達革命」Vs.「ユーキャンの通信講座」をご紹介いたしました。
大雑把にまとめると、
「ハーモニカ上達革命」は若者から55歳くらいまでのシニア世代まで。
「ユーキャンの通信講座」は55歳シニアから上の世代をターゲットを狙って作られているようです。
ユーキャンの講座には厳選されたハーモニカ4種が付いているので、付いたその日から練習できるのが特徴です。
もちらん、世代に関係なく、好きなジャンルに合わせてお選びください!
ハーモニカに関心が深まり、せっかく始めるのですから、できれば途中であきらめることなく、マスターして欲しいと思っています。
そして、曲のレパートリーが一曲また一曲と増えてきたら、是非人前での演奏を披露していただきたいと思います。
〇平松先生の「ハーモニカ上達革命」の公式サイトはこちらからどうぞ
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〇ユーキャンのハーモニカ講座は
検索窓に「ハーモニカ」と打ち込んでください!
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追伸
先日、夜の番組で長渕剛さんのテレビが放映されていました。
生まれ育った生い立ちなどや歌を始めたきっかけ、幾たびかの挫折・親の介護など、壮絶な人生を知ることができました。
数々の名曲が世の中に生まれた理由が少しは理解できたような気がします。
番組の最後に母を歌った「マザー」に引き込まれてしまい、
思わず涙がぽろぽろと落ち、長渕さんのファンが熱くなるのもうなずけた夜となりました。
なかでも番組の最後の演奏で、前奏のハーモニカは、切なさを誘い、
ギターと共に、長渕ソングに欠かせない存在感を醸し出していました。
郷愁、青春の叫び、後悔、あきらめ、失恋、夢などをフォークソングに欠かせないのがハーモニカ音色だと感じた一夜でした。
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